グレープフルーツをそのまま食べる場合とジュースで摂る場合、相互作用はどの程度違いますか?



グレープフルーツ1個分の果肉からミキサーを用いて作製したジュースを飲用した場合、つまりグレープフルーツの果実を摂取したと考えられます。
これと、市販のグレープフルーツジュースを250mL飲用した場合とで相互作用強度を比較した報告では、同程度の血中濃度の増加が示されています。


またグレープフルーツの果実とグレープフルーツジューと含まれる相互作用の原因物質となる各種フラノクマリンの量を比較したところ、グレープフルーツ半球~1個とグレープフルーツジュース250mLに含まれる各種フラノクマリン類の含有量が同程度であったとの報告があります。


これらのことを考えると、果実半分~1個を摂取した場合は、ジュース250mL飲用した場合と同程度の相互作用が起こると考えられます。